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ハイレベルの上塗ができる！

約４０年の安定した実績ある中国産人毛の中から選んだ、上塗り用の赤毛を使用しています。

腰の強い赤毛から、細かい櫛通しをして曲がった毛や折れた毛、短い毛などの悪毛を手間を惜しまずキチンと取り除いてあります。

歩留まりを気にして、荒い目の櫛通しをしてしまえば、悪毛が残る可能性が大きく、塗り筋がついたり使い心地が悪くなります。

グレードの「特選」というグレ−ドは広重が付けた独自の基準の呼称で当初より使用しています。「悪毛」と云う言葉も同様です。

近年、この特選の名前を付けてある刷毛もありますが、広重とは別ものです。昔、どんな漆刷毛でも、大極上と付けて販売したような残念なことがまた出てきています。 悪毛、もしかり。

接板（ツギイタ）入り　　　半通しと１／３通し

８分以上の巾サイズには、画像のような接板入りのしっかり構造。

半通しや１／３通しの場合、刷毛全長に対し毛が入っている長さはそれぞれ1/2や１／３です。残りの長さは空洞になるのでしょうか。

毛厚が薄いときは、それほど影響はありませんね。けれど、ある程度毛厚のある巾８分以上の 刷毛では少し困ります。

そこで、残りの空洞部分には、接板と呼ぶ板を入れてしっかりさせてあるのです。

製作の手間は相当にかかりますが、これなら安心して使えますよね。広重のみの工夫です。

本通しは「純・本通し」

本通しは最初から最後まで通しの毛板です。継ぎはぎはしていません。だから、半分に切っても３つに切っても、さらには逆さから使用しても抜け毛ありません。

とんでもない高価になってしまった、長い人毛を使用。さらに毛固めした後で先と後ろを切り落としてしまいます。本当に良い部分だけを使うやり方です。

わたくし漆刷毛師・  九世　泉清吉が「純・本通し」ストレート型毛板方式と名付けて４０年。

使えない「接ぎ節」なんてありません。

一部の本通し刷毛で存在する「節」などはまったくありません。

江戸以来の伝統製法では、毛固めはその日に、生乾きの状態で毛束の左右を固めます。しかし、これは漆刷毛製作技法の中で一番難度の高いところです。

そこで、工程を簡略、簡単化するアレンジが出てきました。

当然、真ん中部分は固まっています。そして、残りを毛固めします。

真ん中の継ぎ目部分は不完全毛固めとなり、「接ぎ節」と呼ばれることになります。平らではありません。

本通しの真ん中部分がふくれてしまいます。ピッタリとして気持ち良い水平な仕上りなりません。ふくらみ節。

さらにこの部分は不完全毛固めなので使えません。使い込んでここにきたら切り落としてしまうことになります。残念な方法かと思います。

広重刷毛なら安心

広重刷毛の本通しなら、そんなことはありません。最初から最後まで安心して使えます。

半通し、１／３通しもこのストレート型毛板を切って使用していますので安心間違いなしです。

■入っている毛板の長さ

本通し　６寸　　半通し　３寸       １／３通し　２寸

■本通しは「純・本通し」なので半分に切ったり逆さから使っても抜け毛ありません。

■木目の美しい樹齢３００年カナダ産アラスカ檜使用。手触り感良し。

■安定した実績の中国産人毛赤毛

購入していきなり良い上塗りはできません。それは、毛の角がまだ尖っているからです。毛先を刃物（わたくしの場合は鉋刃を使用）で作っていますので、拡大鏡で良く見れば尖っています。

中塗りなどでしばらく慣らしをしていただけると、毛の１本１本の先が丸くなって調子が出てまいります。

それから上塗りに使っていただければ、間違いなくハイレベルの上塗品質が得られます。慣らしを強くおすすめ致します。

ほぐし・ゴミ出し作業　無料　承ります　　　　　

ご希望あれば広重印はほぐし・ゴミ出し加工を無料でいたします

巾サイズや数量にもよりますが、２−３日かかります

すぐにお使いになりたいときやほぐし・ゴミ出しの時間が取れない場合

そんなときにぜひご利用ください

通常はメンデナンスサイトにあるように 作業 料金がかかります

漆芸用、江戸伝統技法の広重印の漆刷は無料です

　大変に喜ばれております