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広重・九世泉清吉が開発 命名した乾漆刷毛 |
1977年に広重が日本で初めて考案、「乾漆刷毛」と名前をつけて製作開始した漆刷毛です 1977年以前には「乾漆刷毛」という名前の刷毛は存在しなかったことをまず申し上げ ておきたいと思います 自由な造形ができる乾漆作品はこの40年ぐらいで相当に増加したと思います 多くの方がいろいろなすばらしい作品を制作されておられます その乾漆造形に必須なのが、この広重の乾漆刷毛なのです いつもように、すぐに同じ名前を使用した他店類似品が現れました しかし、現場の声を聞き、人間国宝の先生のご指導を得て 試行錯誤を何度も何度も繰り返してきた本物は違います
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乾漆技法に最適 旧来、髪毛使用の厚手の刷毛が乾漆用に使用されてきました
しかし、当然のことながら摩耗が激しいこと、もう少し腰が必要という点がありました 馬のたてがみの毛を選んで使うことにして、ようやく具合良い乾漆刷毛となりました 馬毛のたてがみを使用の乾漆刷毛は、こうしてようやく完成させた漆刷毛なのです
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半通しと1/3通し 半通しと1/3通しの2種類を製作しております 2分から2寸 巾サイズは2寸から2寸まで製作しています特注で3寸5分まで製作可能です |
本通しは製作していません。理由はたてがみはそんなに長くないからです。 広重印の本通しは全て、半分に切っても、逆さから使っても抜け毛の出ないストレート型毛板方式です 6寸丈のストレート型毛板の本通しができるほどたてがみは長くないのです 毛板の継ぎはぎ、差し込みするなら、本通し製作も可能ですがわたくしは行いません また、毛板の荒れ節。継ぎ節、ふくらみ節は絶対ありません なぜなら、江戸伝統技法で、毛束の左右を「即時毛固め」するからです 簡略製作方法では数時間後、数日後に反対側を固める「時間ずらし 日にちずらし」の毛固めです 365年間、江戸・神田ッ児職人泉清吉は意地でも簡略方法はやりません 煙の出るような強い塩素薬品不使用の毛洗い 毛揃えを省く押し切り機不使用 荒れ節、継ぎ節、ふくらみ節が出る日にちずらしの簡略毛固め不採用 江戸伝統技法の毛揃え、櫛通しを省いてはとてもに良いものはできません 実際に作品制作の方々と、数年をかけて一緒に開発、試行錯誤して製作してきました 広重の乾漆刷毛は、同じように見えても、他店製とひと味も二味も違うと自画自賛しております 実際の使い手の生の声がギッシリと詰まっているのです ご愛用をお願い申し上げます |
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摺込用、下地付けにもOK
乾漆用途以外にも、摺込用、下地付けとしても具合良く使えます。 讃岐彫り・摺込刷毛として40年以上ご使用いただいております。 下地付けにも、この乾漆刷毛がとても有効です 一度、お試し下さい。 かなり良く使える、とご好評を頂いております
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■Jさん 2017/09/23 先月から乾漆くんを使わせていただいて大変使い勝手がいいです。 擦り漆には最初の方の工程にはほぼ毎回使っています。
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■Fさん 2016/11/15 乾漆刷毛 5分 厚口 木地固めに使用して見たところ、厚口なので薄めた生漆を多くふくみ、 馬毛の張りのバランスが良いので平均して擦り込む事が出来、垂れてしまう事もなく気持ちよく作業が出来ました。 |
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■Sさん 2016/02/19 前回も乾漆くんダブルを注文させて頂きましたが、 お椀に布着せをするのに大変重宝しています。 通常の漆刷毛よりも腰が強く、それでいて適度な柔らかさがあるので、麻布に糊漆を摺り込むのにとても使いやすかったです。 違うサイズでも欲しいと思っていた所でしたので、今回もリピートさせて頂きま した。 (添付した写真は、乾漆くんを使って布着せをしたお椀になります) |
■Uさん 2015/08/06 お世話さまです。乾漆半通し8分届きました。 いつも迅速に送っていただき助かります。 とても具合よく重宝しています。
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■大坂 Cさん 2013/07/28 先日、送っていただいた乾漆刷毛がとても使いやすく、もう手放せそうにないです。 もっと早く使わしていただいたら良かったと思いました!
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