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大極上刷毛 中国産人毛から選別した腰のある上塗用赤毛。 その中から、泉清吉だけに伝わる毛引き・毛揃えの工程で丁寧に悪毛を極力取り除きます わたくし、九世・泉清吉が使い始めた説明言葉・「悪毛」は、この工程をしなければ取り除けないのです 1656年、初代泉清吉の江戸以来、風雪を超えて350年続いてきた江戸の伝統技法 |
同じ毛厚なら、大極上刷毛は腰が強い、含みが良い。そして、ムラ切れが良いことは実証済。 実績を重ねて48年、広重印の「大極上」は中国産人毛使用の漆刷毛の中でのトップグレードとして皆様に確かなご信頼をいただいております |
しかし、申し訳ありませんが、工程を省いたり材料を落としたりして、簡略製法を用いるつもりはありません それでは、江戸以来の信頼を裏切ることになります。 品質を落としては申し訳けがたちませんです また、広重の「大極上」のグレードランクは広重印の独自の基準です ときどき使い手から、「他の漆刷毛でも大極上とありますが、同じランクなのですか」と聞かれることがあります いいえ、 全く違いますのでご注意ください。 |
トップレベルの上塗 泉清吉だけに伝わる、江戸伝統技法 使い手の上塗技術を支えます コンペ作品制作するときの勝負刷毛 |
美しい道具の美 使う道具が美しいと塗るときの気分が違うね、とは使い手の皆様が言われる共通のご感想です。 やはり道具にも美しさ、気品があると思うのです。 そんな漆刷毛にしたいと、ひとつひとつの工程を丁寧にしています。 |
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大極上半通し 大極上1/3通し 半通し、1/3通しといえども短い人毛を使用していません。 本通しに使用する長いものを半分や1/3に切って贅沢に使用するストレート型毛板方式を採用しています。 長さの短い、価格の割安な人毛は長いものに比べて、やはり太さなど質が違うように思われます。 大極上は全て長さのあるしっかりとした人毛を使用。 そして5分巾以上の大極上半通しは全て接板入りのシッカリ構造 刷毛の後半構造が中空でないので、しっかりしたものになります。 |
砲弾型の毛先 江戸以来の泉清吉(広重)だけの自慢の形です。 泉清吉はこの形を鉋刃だけで一気に作ります。 人間国宝の赤地友哉先生が話されたことを思い出します。 石川県立輪島漆芸技術研修所で先生の研修が行われ、若かった私も、大勢の研修生の方に混じって参加させていただきました。 そのときのお話で出たことです。 「砲弾型が一番、腰が強い」 40年以上経ち、研修生は皆さん、産地の指導的な方々になっておられます。 |
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慣らしが終わると威力発揮
この大極上刷毛をお使いになろうとなさる方にはいまさらでしょうが一言申し上げます。 購入していきなりは調子は出ません 昔、せっかくいお金を出して大極上を購入したのに良くない、と云われたことがあります。 お尋ねしてみると、新品をすぐ使ってみたとのことです ご説明させていただきましたが誠に涙の出る思いでした 新品は鉋刃で砲弾型に整形してあります 大極上刷毛でも、尖った毛先を丸める慣らしが必要です
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故・人間国宝の赤地友哉先生に言われたこと わたくしがまだ修行中 20代の頃のお話です 赤地友哉先生に作らせていただきました お会いしたときに 「先生、刷毛の具合はいかがでございましよう。」 |
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あなた、上塗り刷毛というものはね、そんなに早く調子が出るものではないです 「少し使い込んで毛先が丸まらないとね。」 皆様もぜひ、慣らしの期間をお願いしますね |
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◆仕様 ■43年の実績ある中国産人毛から選び抜いた「純良赤毛」使用。納得の抜群の塗り味 発揮します。 ■最初から最後まで同じ毛厚のストレート型毛板方式。抜け毛は絶対にありません。 ■美しく手触り感抜群の天然生木曽檜使用。 ■本通しは「純・本通し」仕様 ■全長6寸丈 ■板は布着せ、紙着せ推奨の薄手仕上です ■切出しをした毛先は泉清吉独特の腰の強い砲弾型仕上であり、毛固めの良否がハッキリわかります。
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ほぐし・ゴミ出し作業 無料 承ります |
ご希望あれば広重印はほぐし・ゴミ出し加工を無料でいたします 巾サイズや数量にもよりますが、2−3日かかります すぐにお使いになりたいときやほぐし・ゴミ出しの時間が取れない場合 そんなときにぜひご利用ください 通常は作業 料金がかかります 漆芸用、江戸伝統技法の広重印の漆刷は無料です 大変に喜ばれております |
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■Aさん
以前注文した1分刷毛、とても重宝しています。
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■Cさん 今までは特選刷毛を使わせてもらっていました。これはこれでとても調子よく使っていました。 今回、大極上刷毛にしてみたのですが、やっぱり違いますね!気持が奮い立たされました。 いい刷毛に腕がついていけるようがんばりたいと思います。 (Yさん / 石川県) |